156センチの視線

ヴィジョンを生きる信仰

 「主よ、あなたの御心を知る清い心を、あなたの幻(ヴィジョン)を生きる信仰を、それを実行する聖霊の力を与えてください」と祈っています。
 「何かを失う最も簡単な方法は、それを増加させるために働かず、持っているものを維持する守備の態勢を取ることです」との言葉を思い出します。今、教会とわたしたちがが心すべきことは、守ることではなく前進することです。このことを忘れる時、わたしたちは持っているものすらも失うことになります。
 教会は「神の御心を求め、生きる」ことにより、はじめて教会となるのです。この世の価値観を中心に据えて、教会になること、教会であることは出来ません。このことは、主の足跡をたどり、初代教会の歩みに目を注ぐことで明らかです。
 前進しなければ後退します。「幻がなければ民は堕落する」(箴言29:18)のです。教会から、わたしたちから否定的思いと嘆きを取り去りましょう。 自らが、感謝と喜びを生きる事なくして、どうして福音の喜びを伝えることが出来るでしょうか。
 人びとには「わたしたちの今」こそが福音なのです。「感謝は神の宝箱の鍵」です。「今こそ、心と魂を傾けてあなたたちの神、主を求め、神なる主の聖所の建築に立ち上が」(歴代上22:19)る時です。「御名が、御国が、御心が」の祈りをもって。